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KIAS訪問(3) 

三日目はまずハドロンコライダーでの反応過程におけるNext-to-Leading Order (NLO)の扱いに関する講義。

素粒子衝突実験の解析において、sチャネルでの粒子生成(共鳴)によって新しい粒子を探索するのは容易ですが、運動学的変数の分布において、バックグラウンドと新粒子によるイベントを識別するのは困難であり、また双方のイベント生成数の比較で識別するのはより困難です。

これを行うためには標準模型による、バックグラウンドのイベントを可能な限り正確に評価する必要がありますが、そのためには摂動論の最低次(Lowest Order, LO)では十分ではなく、NLOの評価が必須になります。講義ではそれをどのようにモンテカルロ・ツールに取り入れたかを解説してくれる予定で、楽しみです。

2つ目の講義は前日に引き続きFeynrulesの講義。色々な機能が実装されており、だんだん目が回って来ました(笑)。もう講義ではなく、実習で試しながら使ってみるしか無い、というところでお昼休み。

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KIASのカフェテリアでは日替わりメニューが韓国料理の定食と、カレー等の洋食の二種類あり、その他にラーメンとのり巻きがあります。

午後のチュートリアルではFeynRulesの実習。ところがここで問題発生。
FeynRulesはMathematicaから呼び出すのですが、私のPCでは動作はするものの、アウトプットを作る際に以上が起きました。結局は、FeynRulesの動作保証はMathematica 7, 8となっており、私のPCに入っている古いバージョン(ver.6)のせいで動作に異常があったのです。さっそく大学のサーバーから最新バージョンをダウンロードしてインストールできるよう、管理者のM川先生にお願いのメールを出しました。

夜は大学時代の後輩K君と久しぶりの再開。もしかしたら10年近く会ってなかったかも知れません。K君は漢陽大学で研究(私とは異なる分野です)しているのですが、私がFacebookにKIASへ出張に来ていることを書き込んだら、連絡をくれたのです。研究室を見学させてもらい、その後夜の街へ。
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夕食はサンギョプサルのお店に連れていってもらいました。彼はお店の女将さんのお気に入りらしく、店に入って
(混んでいた!)入口近くのテーブルに座ろうとするとわざわざ一番奥の「予約席」の札を載せた席に案内してくれました。

料理を運んできながらK君に「久ぶりじゃない」「最近見ないから遠くへ行ってしまったのかと思ったわよ」等、本当に嬉しそうに話しかけていました。

そうこうしているうちに肉が載せられていきます。
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焼きあがりました。
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話に花を咲かせているうちに別の肉が。
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だいぶビールを呑んだのですが、その次に呑んだこれがおいしかったです。
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8時前にお店に入ったはずですが、気がついたら深夜の1時近くになっていたので帰途へ。でもお店にはこの時間からやってきて肉を焼いて食べている元気な人たちが多く、街も活気に溢れていました。
[ 2011/10/27 08:18 ] お仕事 | TB(0) | CM(0)

KIAS訪問(2) 

海外出張とはいえ、時差のある国に来ているわけではないのに何故か夜明け前に目が醒めてしまいました。ホテルが大通りに面していて、早朝からバスとか車が通る音が聞こえるためかも知れません。もしくはそれなりに緊張して眠りが浅いのかも。

さて会議二日目。今日の講義一つ目は、Feynrulesという、ファインマン・ルールの自動生成ツールの紹介。ローレンツ対称性やゲージ対称性など、一定の条件を満たすラグランジアンを与えてあげると、可能なすべての相互作用、ファインマン・ルールを導出し、MadGraphを始めとする自動計算プログラムのフォーマットで書きだしてくれる、という優れものです。もちろん、理論研究者としては場の量子論のの知識なくこの手のソフトだけに頼るのはご法度です。あくまでも作業軽減のための補助的ツールとして便利に使わせていただくのがよいでしょう。

講義2つ目はパートン・シャワーとmatrix elementとのマッチングのお話。matrix elementに含まれるジェット放出(クォークやグルーオン)と、ソフト(エネルギーの低い)なパートンシャワーを、いかにdouble coutingを避けながら、正しく取り込むかという辺りの大事なお話です。

午後のtutorial sessionでは、そのmachingがテーマ。p p -> W+ + jetsのプロセスに関して、Pythiaに実装されたmatchingの機能を使ってみる、というものでした。

ところがここで問題発生。私のMacBook AirにインストールしたPythiaが動かないのです。昨日は動いていたのに・・・セッションの時間を全て、その問題をフィックスするために使ってしまいました。特に講師として来られているK前先生に色々とお調べ頂き、インストール時に現れるいくつか(いくつも!)の問題点を見つけていただきました。

他の人に頼ってばかりというのも情けないので自分でも調べたところ、一つ「やってはいけないこと」を発見。それをやめたら、Pythiaが動きました。その内容についてはかなりPythiaに特化した話になるので別に記事を書きます。

セッション終了後、Ko先生がKIASの研究員の方々と一緒に夕食に誘ってくださったので、お言葉に甘えて2日続けてご馳走になりました。

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スジェビという、日本のすいとんのようなもの、タコのチヂミ、タコと牛肉の鍋、タコと野菜の(激辛)炒め物。スジェビは戦後、韓国が貧しい時期に食べ物に困った人々がよく食べた物だそうで(この辺りの背景もすいとんと同じ?)、Ko先生曰く、「自分の父はこれを好きではない」とおっしゃていました。当時のご苦労を思い出すのでしょう。

こうやって料理の名前を並べてみるとタコが多用されていますが、正確ではないそうです。実はこれらは韓国語で「ナッチ」というのですが、タコは「ムノ」、イカは「オジンオ」で、ナッチはタコの小型版らしい。あまりピンと来ませんが、食感はタコそのものでした。

今回は写真をあまり撮っていません。せっかくiPhone4Sを入手してカメラ機能が(これまで使っていた)3GSより大幅にアップしたのだから、色々撮ってみます。
[ 2011/10/26 07:47 ] お仕事 | TB(0) | CM(1)

KIAS訪問(1) 

韓国・ソウルにある韓国高等研究院 (Korea Institute for Advanded Study, KIAS)を訪問中です。今週開かれる、"KIAS school on MadGraph for LHC Physics"に参加するのが目的です。

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MadGraphは素粒子反応の自動計算ツールで、MadEvent, Pythia, PGS等他のツールと組み合わせることでコライダー物理での物理現象の結構突っ込んだシミュレーションが可能になります。

ソウルには日曜日昼過ぎまでの用事を済ませ、夕方のフライトで着いたのですが、最近(かな?すk無くとも昨年12月にはまだなかった)空港からの高速列車でソウル駅まで着いたら午後8時。さらに地下鉄に乗り換える必要があるのですが、大きなスーツケースを引きずって暗い中、初めて行く場所を歩くのはあまり嬉しくないのでタクシーでKIASに向かいました。

メインゲートまでは20分ほどで行けたのですが、キャンパスの宿泊施設を探すのが一苦労。日曜夜でメインゲートはしまっており、裏門に回るとそこの警備員さんがタクシーに同乗して宿舎まで案内してくれました。

キャンパスは山の斜面にたっており、日が暮れると宿舎周辺は真っ暗。当初予定通り、地下鉄で最寄り駅まで来ていたら大変なことになっていたでしょう。色々と便宜をはかってくれたタクシー運転手さんと警備員さんに感謝です。

会議初日はMadGraphの最新版"MadGraph5"についての講義と午後は3時間の実習。今日のプログラムを終えた後、主催者の一人であるKIASのKo先生が欧米から来たスクール講師の皆さんとの夕食に私も招待してくれたのでお邪魔してきました。

講師の中にベジタリアンが二人いたので、夕食は精進料理店へ連れていってもらいました。
http://www.konest.com/data/gourmet_mise_detail.html?no=3842

お店の女性が小皿にこれをたくさん載せて来ました。なんでしょう?
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実は水をかけるとこれが伸びてオシボリになるのです。皆でびっくりして大笑い。つかみはOKです。

コース料理のメニューに12品も書いてあるので驚いたのですが、少しずつたくさんの種類をサーブしてくれるもので、ボリュームも丁度良く、大満足。
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食後はお店の向かいにある曹渓寺(チョゲサ)を見学。
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食事をしたお店はこのお寺さんがプロデュースしているそうです。お堂では「正座してお辞儀→立ち上がる→正座してお辞儀」を繰り返して何かをお祈りしている人たちがいました。

お寺を出て、Ko先生がソウル繁華街を車で案内してくれながら帰途に。
[ 2011/10/25 07:34 ] お仕事 | TB(0) | CM(0)

物理学会@弘前大学 

9月16日から19日の間、青森県は弘前大学で開催された物理学会に参加してきた。
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今回、うちの研究室からは院生3名が発表。それぞれ自分なりに頑張って準備をして、発表をこなしていた。また、LHCの結果(夏の国際会議で報告済みだが)についてのトークを含む、ハドロンコライダーの現状に関する合同セッションや、10年後の素粒子物理学に関する合同セッションなど、聞き応えのある企画がいくつも用意されていて、会場を行ったり来たり、と意外に忙しい。

さて、弘前といえば弘前城、ということで、到着早々、夕方だが靴をはきかえてランニング。
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ホテルからお城を一周して帰ってくると6キロ程。地方都市を訪問したときに走るというのは町の雰囲気や景色も違うので、普段のランニングよりも気持ちいい気がする。
こちらは早朝の弘前城。
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夜は夜で、学生達や久しぶりに会う他大学の友人たちと呑んだり食べたり、と賑やかに過ごした。こちらはご当地名物(?)しじみラーメン。学会のお昼休みに食べに行ったのだが、案の定、学会関係者でお店は大混雑。
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次の物理学会は3月に関西学院大学で開かれます。
[ 2011/09/25 13:30 ] お仕事 | TB(0) | CM(0)

フレンチに行ってきた 

大学では本業の他に広報推進室という委員会のメンバーになっている。かれこれ5年位委員を
務めているが、この度(もう先週のことだが…)初めて室長の音頭で委員の懇親会を開くことになった。

会場はてっきり居酒屋かと思いきや、さすが女性メンバーの多い委員会、神楽坂のフレンチになってしまった。

ル・コキヤージュ
http://www.le-coquillage.com/

神楽坂なんて行ったことのないので、iPhoneのGPSを使って大学から歩いて行ってみたが、小道が
入り組んでいて、しっかりと迷子になった。ちょっと奥まった路地の突き当りにあって、良い感じ。
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今回このお店を薦めてくれた委員の一人(女性)が本学着任前に某ロ◯アルというに務めていて、10年以上パリに駐在してそうだ。その彼女の保証付なだけにワインも料理も大満足。その割には料理の名前は忘れてしまった(^^;
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ちょうどこの日はワイン祭り開催中でグラスワインが一杯500円。お得感一杯の懇親会でした。ランチもどうぞ。
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[ 2011/09/24 08:40 ] お仕事 | TB(0) | CM(0)

お誕生日のサプライズ 

実は先日誕生日を迎えた。もうお祝いする歳でも無いので、ツイッターで挨拶がわりにつぶやいた以外は何も意識していなかった。だが、お茶の時間に学生さんたちにお茶部屋に呼ばれて出向いたところ、部屋が薄暗い。

なんとバースデーケーキ(しかもアイス!)を用意してくれていた!
写真

エアコンもつけられない暑い中、アイスが溶けてはいけないし、私がなかなかお茶部屋に行かないのでローソクがどんどんと短くなっていく、ということで学生さんたちも焦っていたらしい。通りで何度も部屋に呼びに来てくれたわけだ。どう表現してよいかわからないけど、とても嬉しかった。

というわけで、自分の誕生日のことなんてこれまでブログには書かなかったが(多分)、準備をしてくれた皆さんへの感謝の気持ちを込めて、記事をアップしました。
[ 2011/07/09 09:13 ] お仕事 | TB(0) | CM(0)

【終了宣言】都内の放射線測定値のグラフ 

この数日間、東京都健康安全研究センターで測定、公開されている都内の放射線量データのグラフ化を行って来ましたが、現在は同HPでもグラフ化されていますので、このブログ上でのグラフ作成・公開は終りにしようと思います。今後は以下のページでグラフを御覧ください。ありがとうございました。

http://ftp.jaist.ac.jp/pub/emergency/monitoring.tokyo-eiken.go.jp/monitoring/graph.html
[ 2011/03/30 17:19 ] お仕事 | TB(0) | CM(0)

110329 都内の放射線測定値のグラフ 

東京都健康安全研究センターにより都内(新宿区百人町)で測定されている、放射線測定量のグラフです。縦軸の単位はいずれもμシーベルト毎時です。

データの入手先はこちら
東京都健康安全研究センター
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/emergency/monitoring.tokyo-eiken.go.jp/monitoring/

日毎のデータの縦は最大値と最小値を表します。日毎に丸印があるのは1日当りの平均値。したがって、3月15日に放射線量の増大(ピーク)が見えますが、それは瞬間的な増大であり、1日平均で見ると通常とあまり違わない、ということがわかります。

緩やかな減少傾向にあるように見えますが、継続して観察していきたいところです。
110329daily.png


二つ目のグラフは1時間ごと(3月29日午前8時までのデータ)の測定値。こちらもグラフの意味は1枚目と同じ。
110329hour.png
[ 2011/03/29 08:52 ] お仕事 | TB(0) | CM(0)

110327 都内の放射線測定値のグラフ 

東京都健康安全研究センターにより都内(新宿区百人町)で測定されている、放射線測定量のグラフです。縦軸の単位はいずれもμシーベルト毎時です。

データの入手先はこちら
東京都健康安全研究センター
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/emergency/monitoring.tokyo-eiken.go.jp/monitoring/

日毎のデータの縦は最大値と最小値を表します。日毎に丸印があるのは1日当りの平均値。したがって、3月15日に放射線量の増大(ピーク)が見えますが、それは瞬間的な増大であり、1日平均で見ると通常とあまり違わない、ということがわかります。

緩やかな減少傾向にあるように見えますが、継続して観察していきたいところです。
110327daily.png



二つ目のグラフは1時間ごと(3月27日午後11時までのデータ)の測定値。こちらもグラフの意味は1枚目と同じ。
110327hour.png
[ 2011/03/28 00:24 ] お仕事 | TB(0) | CM(0)

110326 都内の放射線測定値のグラフ 

東京都健康安全研究センターにより都内(新宿区百人町)で測定されている、放射線測定量のグラフです。縦軸の単位はいずれもμシーベルト毎時です。

データの入手先はこちら
東京都健康安全研究センター

日毎のデータの縦は最大値と最小値を表します。日毎に丸印があるのは1日当りの平均値。したがって、3月15日に放射線量の増大(ピーク)が見えますが、それは瞬間的な増大であり、1日平均で見ると通常とあまり違わない、ということがわかります。

緩やかな減少傾向にあるように見えますが、継続して観察していきたいところです。
110326daily.png



二つ目のグラフは1時間ごと(3月26日午前11時までのデータ)の測定値。こちらもグラフの意味は1枚目と同じ。
110326hour.png
[ 2011/03/26 11:22 ] お仕事 | TB(0) | CM(0)
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