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資本主義はなぜ自壊したのか 「日本」再生への提言 

資本主義はなぜ自壊したのか 「日本」再生への提言
中谷 巌
集英社
売り上げランキング: 177

年初から書店で大々的に宣伝されていたので、読んでみることにした。
著者はかつて日本の構造改革を声高に叫び、政府の各種委員会等に属しながらそれをリードしてきた人物だが、すっかり格差社会となった日本の現状に気づいて「転向」し、「懺悔」するために本書を上梓したとのこと。

そうなら、本を売って商売しよう何て思わずに、原稿のPDFファイルを公開して自由にダウンロードできるようにすればよいのに・・・なんて文句の一つも言いたくなる。

本書では、「なぜアメリカ型グローバル資本主義が破綻したのか」「なぜグローバル資本主義を日本社会に導入してはいけなかったのか」「今後、日本はどう進むべきか」などについて色々と議論されているが、個人的に興味深かったのは以下の数点。

・グローバル資本主義とは無縁の国々としてキューバとブータンを取り上げ、どちらも物質的には貧しいが、国民の満足度は高い(本当か?)と言われている。その理由についての分析。

・洋の東西を問わず、ある地域で勢力を拡大した国は他国を侵略し、そこを根絶やしにしようとする。人類の歴史はこれのくり返しなので、一民族(一文化)が単独で現在まで残っている国は無い。ちなみに古代ローマでは、征服した国の国民をローマ国民として迎え、抹殺しなかったために比較的繁栄が続いた。

・日本は上記のような、他国からの侵略により国民や文化が根絶やしにされた経験が無い、希有な国である。だからこそ調和と信頼、という文化が育った。

・日本には厳格な(脱却不可能という意味での)「階層」というものが無かった。近年の「格差社会」は、初の経験であるし、それを野放しにしてはいけない。

・ベーシック・インカム(国民全員に、生活に必要なお金を国から支給し、社会制度の安定を図る)が現状ではもっとも良いアイデアのように思われる。

等々。通勤途中に読み進めたので、じっくりと考えながら読んだわけではないのだが、(特に後半)とても示唆的な内容だったと思う。(それにしてもアマゾンでの書評は厳しいなぁ。気持ちはわからんでも無いが。あ、ちなみに内容に対する批評と言うよりは(私と同じく)著者に対する批評が厳しい、という意味です)
[ 2009/03/28 12:08 ] | TB(0) | CM(0)

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