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人を殺すとはどういうことか―長期LB級刑務所・殺人犯の告白 


ショッキングなタイトル、そしてあちこちの書評で絶賛されているのを知って、読んでみた。
高い知能と教養に恵まれて、経済的には豊かに育ち(家庭環境、特に父親との関係については多いに問題ありだが)、成人して経営者としても成功していた著者がなぜ2件も殺人事件を犯して服役することになったのか、その過程での心境の変化をつづったのが前半。後半は刑務所内で出会った様々な囚人達の姿を紹介しながら、ごく一部の例外を除いては、現在の刑務所での服役は囚人の更生には何ら役に立っていない、との見解を示し、警鐘を鳴らしている。

一読して思ったのは、「本当にこの人が書いているのか?」ということ。そう思わせるほどに本書の構成、文章、表現は論理性、語彙の豊富さ、心情の吐露に至るまで非常に完成度が高い。著者の持つ贖罪の意識、今後の人生をどう生きるかなどについての記述もあるが、まるで厳しい修行を積んで悟りを開いたお坊さんのお話のよう。

殺人犯、高い知能指数(幼少時にIQテストを受けて天才に相当するスコアを出したとのこと)というキーワードからハンニバル・レクターのような人を想像していたのだが、そうではなかったようだ。

タイトルがどぎつすぎて、子供の前では本書を開くことはできなかった。電車の中でも(私は本にカバーをかけないので)ちょっと躊躇した。
[ 2009/03/11 06:26 ] | TB(0) | CM(0)

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