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女子大の存在意義? 

当事者としては考えさせられる記事です。

■存在意義さぐる女子大(asahi.com, 2008.9.16)より

http://www.asahi.com/edu/university/zennyu/TKY200809150095.html


女子大が急速に減っている。この10年で2割近くが共学化するなどして姿を消した。大学間競争が激化するなか、男子にも門戸を開いて志願者増を狙おうという動きだが、そもそも背景には受験生の女子大離れがある。不要論も再燃している。女子大の存在意義はどこに――。

◆「リーダーシップを育つ」

 「女性のエンパワーメント(力を与える)に力を注いでいるのは女子大だけ」「男女共同参画社会の実現に不可欠です」

 7月中旬。「21世紀に生きる女子大学」と題されたシンポジウムで、お茶の水女子、奈良女子、津田塾、東京女子、日本女子という日本の女子高等教育を牽引(けんいん)してきた大学の学長が東京都内の国際会議場で一堂に会した。5学長は口々に女子大の存在意義をアピールした。

 特に強調されたのは「リーダーシップが育つ」という点。米国では、女子大は共学より女性リーダー輩出率が高い、という複数の研究がある。「男性の役割を女性が果たさなければならず、意思決定に携わる機会が多い」と津田塾大の飯野正子学長。東京女子大の湊晶子学長も「18~22歳の時に男性が近くにいると、どうしても頼ってしまう。女性しかいない環境なら自然に決断力が身につく」。

 日本の女性管理職の女性比率は10%(07年男女共同参画白書)。ドイツ37%、米国43%との差はまだ大きい。「女子大の役割は終わっていないどころか増している」。主催したお茶の水の郷通子学長は「これまであまり(PRを)やってこなかった。発信が大切」とまとめた。

◆社会進出進み不要論が浮上

 シンポには約200人が参加。パネリストから、「貧困や格差は男支配のなれの果て。女子大の役割は男性の再教育」という発言も飛び出し、盛り上がった。だが、使命の再確認を迫られるほど女子大への逆風は強くなっているともいえる。

 女子大は戦後の民主社会にふさわしい女性を育てるという積極的意義を持ちながらも、共学を原則とする新学制の下では、「女性の教育機会を増やすための過渡的な補助手段という政策的な側面もあった」と指摘するのは、湯川次義・早稲田大教授(女子高等教育史)だ。男子系大学側の受け入れ態勢の遅れや共学に対する保護者側のためらいも残っていたためという。

 しかし、女性の社会進出も進み、不要論や懐疑論が浮上。良妻賢母教育のイメージから脱却しようと、多くの大学が80~90年代、学部や学科から「家政」の看板を降ろした。

 70年に6.5%だった女子の大学進学率は07年は40.6%。日本私立学校振興・共済事業団によると、全国の私立女子大75校の今年度の志願倍率は4.8倍、定員充足率は103.9%で、全私立大の6.8倍、106.5%を大きく下回った。予備校のデータでは、老舗(しにせ)の「名門女子大」の入試難易度も、20年前と比べて軒並み下がっている。

 国立の女子大は、お茶の水、奈良女子の二つ。その奈良女子大も「女子大という理由で入学した学生は9%」。高知県は県立高知女子大について、10年度からの共学化を目指す。県は「女子のみの高等教育機関を税金で運営することへの疑問が高まった。法の下の平等からもおかしいとの声もあった」と説明する。4年制大学は増え続ける一方で、女子大はピーク時の98年の99校から、82校に減った。

◆実学志向、共同で大学院も

 女子大有用論者の神戸女学院大の内田樹教授は「市場化、規格化する社会への対抗文化としても女子大は存在意義がある。同じ基準で比べられない大学が多数あるのが健全で、女子大は共学大の模倣や社会ニーズの後追いはやめるべきだ」と話す。

 一方で、学生が集まらなければ経営が成り立たないという現実が重くのしかかる。女子大として残る道を選んだ大学では、積極的な巻き返し策を図る。

 甲南女子大(神戸市)は06年度に保育士や幼稚園教諭の資格を取れる「総合子ども学科」を設け、昨年度も「看護リハビリテーション学部」を新設。介護や子育てのプロ養成という社会ニーズに合った実学を導入した。

 大妻女子、実践女子、昭和女子など都内5大学は、共同の教職大学院を10年に開校する。女子学生に人気が高い教員養成分野の競争力を高めるためだ。経営環境が厳しくなるなか、ライバル校同士の連合は女子大の生き残り策として注目を集める。

 7月のシンポに参加した5大学は、国内だけでなく、男女差別の残る途上国での女子教育支援という新たな使命も掲げている。02年から連合をつくり、アフガニスタンの女性指導者を研修に招いている。湯川教授は「共学大が関心を払わない分野に取り組むなどして魅力ある大学になることが必要。それを満たした大学は存続していくのでは」と話している。

「キャンパスきれい」「変な虫つかない」 受験控えた高校生親子に聞く

 夏休み中の女子大のオープンキャンパスに出かけ、受験を控える高校生に聞いてみた。

 東京女子大に群馬県から来た鈴木璃子さん(17)は「英語教育がしっかりしている大学を選ぼうと思った。特に女子大へのこだわりはない。第1希望は共学だし」。ただ、母親の啓子さん(49)は「私たちの世代にはブランドの大学。入学してほしいという思いもあるけど……」。

 埼玉県の佐藤由弥子さん(18)は「5、6校まわったけど、やっぱり女子大の方がキャンパスがきれい。女子大への不安はあるけど少人数で就職の面倒見もいいと聞き、今は心が傾いている」。

 日本女子大も親子連れが目立った。長野市の佐藤優さん(17)は「中高と女子校だったので、大学は共学がいい。女子だけだと世界が狭くなりそう」。でも、父親(42)は「一人暮らしになるので女子大の方が安心。変な虫もつかなそうだ」。親の方が積極的というケースも多く、津田塾大でも、都内の高校生(18)は「女子大か共学かにこだわりはないけど、母親が卒業生なので、勧められて来た」と話した。
[ 2008/09/18 13:29 ] お仕事 | TB(0) | CM(0)

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