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さよなら、サイレント・ネイビー―地下鉄に乗った同級生 

さよなら、サイレント・ネイビー―地下鉄に乗った同級生
伊東 乾
集英社 (2006/11)
売り上げランキング: 34698

地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教のメンバー(事件の実行犯の一人)である豊田亨被告について記した本。著者は被告の東大物理学科時代の同級生で、現在は東大准教授をつとめる、なんと音楽(作曲、指揮)と脳科学の専門家。

事件とその後の推移については多くの実行犯と同世代であるため、比較的フォローしていたつもりだった。特に豊田被告は東大大学院で素粒子理論を専攻していたということもあり、関心が高かったのであるが、メディアを通じて伝えられるのは裁判中に常に寡黙で、何を考えているのかがわからない、といったもの。本書を通して被告の人となりや裁判態度について多少なりとも知ることができた気がする。

ちなみにサイレント・ネイビーとは海軍の伝統(?)で「黙して語らず」という風潮を指すことのようである。何か不祥事が起きても、当事者が「いさぎよく、黙って」身を引くことでその組織および周囲も「よし」とする風潮が日本には強い。2.26事件しかり、第二次大戦しかり。直接実行に携わった人々は処罰され、それに導いた人々はお咎めなし、ということの繰り返しが、オウム事件を生み、その裁判が「サイレントネイビー」から脱却する次元で行われなければ、第二、第三の事件を防ぐことはできないという著者の思いが込められているようだ。
[ 2007/09/02 09:27 ] | TB(1) | CM(0)

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