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某学会誌 

某学会誌に書いた、○月号の編集後記です。

編集後記

物理学会誌の編集委員を拝命して2年目になります。1年ちょっと前、新編集委員として参加した最初の編集会議で新旧の編集委員の引継ぎなどをしたときの事です。任期を全うして退任する先輩編集委員の一人が我々新人編集委員にこんな事を仰ってました。

「編集後記に、"編集委員になるまで学会誌を読んだことは無かった"なんて書いてはまずいですよ」と。

ご心配なく、私は編集委員になる前から学会誌の熱心な(?)読者でした。でもあいにく、「解説」を始めとする物理に関連したページを真っ先に見るような読者ではありませんでした。学会誌の入った袋を開封して最初に見るのは「人事公募」欄。その次は「新著紹介」。その後は「行事予定」欄のページを開いて、「次の学会はどこでやるのかなぁ」などとつぶやいておりました。で、肝心の「解説」や「最近の研究から」は、暇なとき(もしくは大学の雑務に追われて多忙を極め、現実逃避したくなったとき)にコーヒーでも飲みながらページをめくる、といった具合でした。物理学会員のはしくれとしてはあるまじき態度であったと反省しております。でもこんな読者の方は結構多いのではないでしょうか。

さて、編集委員を拝命してから、考えてみました。なぜ私は学会誌が届いても、まず始めに解説記事等、メインのページから開いてみることが少なかったのでしょうか。それには、扱われているテーマが自分の専門(素粒子物理)に近いかどうか、ということが関係していたような気がします。同分野の著名な先生や同世代の人の書いた解説記事が掲載されている場合はもちろん真っ先にそれから読んでいたのですから。学会誌の各記事は「なるべく広い専門範囲の学会員が楽しめるように」平易に書かれているはずですが、本音としてやはり自分の専門分野の記事が読みたい、という欲求があったのでしょう。こんな個人的な経験に基づき、素粒子分野の企画をいくつかたてております。とはいうものの、まだまだ努力が足りず、毎号のように素粒子物理の記事がでる、というには程遠いのが現状です(執筆を依頼した皆様、早く原稿出してくださいね!)。

上に述べたように学会誌の各記事は「読者の専門分野によらずに、読みやすく」をモットーに、著者の方々の大変な努力の結果として掲載されています。しかし実際には、「帯に短し、襷に長し」となることもあります。悩ましいところです。いずれにせよ学会誌は「物理学の各分野で注目されているテーマの日本語による解説」を提供するメディアとして貴重な存在であると思っていますし、そうなるように微力ながら貢献して任期を全うしたいと思っています。

最後に一つ。学会誌は記事の内容が大事であることは言うまでも無く、外見も魅力的なものであってほしいと感じています。私が勤める大学の物理学科の学生たちは、教員の部屋においてある学会誌に対して「古臭い」「難しそうで、どうせ自分とは別世界の読み物」などという印象を持っているそうです。せめて物理学科の学生が手にとって見たくなるような、中身はもちろん、見た目も素敵な学会誌にしたいものですね。大衆迎合的とおっしゃるなかれ、彼(女)らは未来の学会員であり、物理学者の卵たちなのですから。
[ 2007/02/20 20:35 ] お仕事 | TB(0) | CM(1)

編集後記。

私はおちをつけるように頑張っていましたが(笑)
某雑誌ではいろいろと苦労をしました。
難しいことを簡単にとか。
難しい物は難しいが故に、読んでもらえるような
興味を与える論説であってほしいのであるのですが、
現実はなかなかうまくいきません。
売り上げ部数うんちゃらかんちゃらという事がなければ、
いろんな可能性もあったのでしょうが…
テーマにgoサインを出すのは販売部。もちろん文系。

ですから、某学会誌は物理の専門家が集まっているわけですから、
面白いモノを出せると期待してますよ、先生♪
[ 2007/02/20 22:22 ] [ 編集 ]

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